テンタムス・ジャパンはドイツ総合検査機関Tentamus Groupの日本法人です。

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Tentamus分析検査事業

新型コロナウイルス変異株PCR検査(英国型・南アフリカ型・ブラジル型スクリーニング検査)

  • 新型コロナウイルス変異株PCR 検査

  • 感染性の増大が懸念されるN501Y変異型ウイルスを検出

Tentamus Japanは、感染性の増大が懸念されるN501Y/E484K変異型ウイルス(英国型、南アフリカ型、ブラジル型、E484K変異型)スクリーニングPCR検査を開始しました。
 
検査の種類:

  1. 新型コロナウイルスPCR検査をテンタムスで実施している場合、陽性検体は、検査の一環として変異株スクリーニング検査が実施されます(無料。ただし今後変異株の種類拡大の場合は追加費用が発生する場合があります)
  2. 新型コロナウイルスPCR検査で陽性と判定された検体のRNA抽出液から、スクリーニング検査する場合: 1検体6,600円(税込) 6,000円税別

 
(注意)このスクリーニング検査では、英国・南アフリカ・ブラジル等のN501Y変異株を検出します。 N501Y変異とE484K変異をスクリーニングする事で、
・英国系統 N501Y変異株
・南アフリカ・ブラジル型N501Y/E484K変異株
・E484K変異株
以上をスクリーニングの上、判別する事ができます。 (南アフリカ系統、ブラジル系統変異株については、ゲノム解析が追加で必要です)
 
変異株スクリーニングPCR検査とは

  1. 新型コロナウイルスPCR検査で、陽性となった検体を対象に追加で変異株検出用のスクリーニングPCR検査を実施します。
  2. 陽性検体のRNA抽出検体を使う事で、追加検査は、数時間で完了しますので、陽性の場合に変異株かどうかの検査は、同日中に完了します。
  3. さらに南アフリカ型・ブラジル型などのN501YとE484K変異を同時に持つ系統を特定する場合は、追加でゲノム解析の実施が必要です。この場合、ゲノム配列を解析するため3-5日必要です。(詳しくは、新型コロナウイルス変異株解析をご参照ください。
 

   
 

分析検査料金 検査法 料金/検体 注記
唾液/鼻咽頭拭い液検査  N501Y/E484K変異株スクリーニング検査(RNA抽出液) RT-PCR法 6,600円(税込み)
(6,000円税別)
検体毎
テンタムスで実施した新型コロナウイルスPCR検査で陽性検体 RT-PCR法 無料 陽性検体毎
備考
・N501Y変異株には、イギリス型、南アフリカ型、ブラジル型が含まれます。
・N501Y変異株は、感染性の増大が懸念される変異株です。
・N484K変異株とは、COVID-19から回復した人の血清(新型コロナウイルスの感染を阻止する中和抗体が含まれている)があっても感染能力を保持する新型コロナウイルス変異株であり、南アフリカ型、ブラジル型などがあります。変異株によっては、N501Y変異がなく、N484K変異のみを持つ型もあります。(R.1系統など)

N501Yのみ陽性の場合、英国型変異株と判別されます。
N501Y/E484Kの両方が陽性の場合、南アフリカ型・ブラジル型と判別されます。
E484Kのみ陽性の場合、由来不明E484K変異株と判別されます。

・変異株の個別の系統の確定には、コロナウイルスの全ゲノム配列(約30,000塩基)を解析し、新型コロナウイルス系統として登録されているデータベースと照合し、個別の型を特定します。 スクリーニング検査は、一般にウイルス全体の遺伝子配列ではなく、特定の遺伝子配列をRT-PCR法で検出する為、迅速な検査が可能ですが、個別の系統特定には、全ゲノム配列を解析する必要がある事から、通常3-5日程度を要します。

Tentamus Japanは、登録衛生検査所として、2020年度 新型頃ウイルス(SARS-CoV-2)RNA 外部精度管理調査にも参加し定性・定量検査ともにSDI値±2以内と適正な調査結果を得ています。今後も、内部・外部精度管理の向上に取り組んで行きます。

 新型コロナウイルス感染症対策検査

拭き取り衛生検査・食品・環境検査等